ストックフォトの歴史と今後の展望、進化し続けるネットストック業界

ストックフォト界隈も進化がめざましく、世界でもトップクラスのサービスを展開しているストックフォトサイトは、写真・イラスト・ベクター・動画と扱っていましたが、昨今はもっと新しい素材のストックを始めています。

クリエイティブな現場で求められている素材をストックしているので、勝手にクリエイティブストックと名付けさせて頂きましたw

最近のストックフォトサービスで扱われ始めた素材を、サービス提供サイトと共に紹介していきたいと思います。

 

クリエイティブストックとは

わたしが勝手に使っている造語ですが、大手ストックフォトサイトではイラスト・動画・写真・ベクター以外にもたくさんの素材を取り扱っています。

ストックフォトの歴史

元来はレンタルポジやレンタルフォトと呼ばれていましたが、サービスを利用するにはカタログから素材を探し、業者へ発注後に郵送されてくるポジフィルムをスキャンして利用していました。もちろん棄損などがあった場合には多額の保証金を支払う契約がありました。

PCでの業務(DTP:デスクトップパブリッシング)が中心になってくると、カタログ本がCDやDVDに取って代わられ、貴重なポジフィルムを直接利用することもなくなってきました。

時代は進みインターネットの進化により、1990年台にはストックフォト企業はオンラインに進出し、カタログのネット観覧が可能になりました、

2000年台にはマイクロストックと呼ばれ、インターネットのみでの販売形態をとり、アマチュアカメラマンや趣味で撮影している方の作品を採用し始めました。

代表的なストックフォトサイト

ネットでRF画像(ロイヤリティーフリー)をダウンロードできるようになってからは、マイクロストックへの移行がはじまり、現在のように個人ブログやアフィリエイトサイトといったwebコンテンツでも利用されるようになってきた。

まずはマイクロストックの歴史がどう動いてきたのかみてみましょう。

1990年台

Getty ImagesとCorbisが主要エージェンシーとして出発しましたが、現在ではGetty Imagesに統合されています。Gettyが老舗中の老舗ということですね。そのごさまざまなストックフォトサイトが登場するきっかけにもなっています。

2000年台

iStock Photo、Shutterstock、Dreamstime、Sunipix, Fotolia、BigStockPhotoなどが台頭してきますが、現在も統合は進んでおりiStockなどもGetty Images傘下に入っています。忘れてはいけないfotoliaの存在があり、Adobeストックと統合してから2020年を目前にし、fotoliaが完全解体されることになっています。

現在利用できる老舗サイト

主要なサイトはほぼ海外企業で、唯一PIXTAが日本産の大規模マイクロストックフォトサイトとなっております。

海外の主要サイト

以下順不同です。

これだけの老舗サイトがありますが、素材自体は大手のgetty・Shutterstock・Adobe Stock・amanaに集中していますし、日本語対応もしているので使いやすいと思います。クリエイティブソフトはAdobeが多いため、カンプなどをソフト上で利用できるAdobeストックはとても使いやすいと思っています。

国産サイト

国産のマイクロストックフォトとしてはPIXTA一択ではないでしょうか。

素材が安いサイトはたくさんありますが、品揃え・品質・日本人クリエイターの作品、すべてにバランスのとれたサイトがPIXTAとなっています。どうしても海外のサイトでは日本人クリエイターの独占販売は少ないですが、PIXTAは専属カメラマンに力を入れているので、他での扱いがないオリジナル素材をストックしています。

さらなる進化を遂げたストックフォトサイト業界

おそくなりましたが、ここからが本題ですw

現在のストックフォト業界はその枠を超え、さまざまなクリエイティブ素材の取扱をしています。写真・イラスト・ベクター・動画が現在の主流で、その他の素材を扱っている企業は限られています。

getty

  • ミュージック素材

amana

  • 3Dモデリング素材
  • ミュージック素材
  • フォント
  • ソリューション(クリエイティブ関連の総合サービス)
3D素材を利用できるアプリケーション
  • Maya
  • 3ds Max
  • Softimage
  • LightWave
  • CINEMA 4D

ファイル形式は3ds・ma・max・mb・obj・fbxで希望のフォーマットが無い場合には、有料でファイル変換も行えます。

Adobe Stock

  • テンプレート(クリエイティブ素材)
  • 3D(モデル・ライティング・マテリアル)
  • プレミアム(激選素材)
  • エディトリアル(報道向け素材)

Adobe Stockはソフトウェア企業のAdobe運営なので、アプリケーションの連携機能が優秀で、ソフトから直接素材を検索したり、カンプ画像の配置、購入まで一貫して行うことができます。

Adobe Stockの3D素材は、Project FelixおよびPhotoshop CC内の3Dモデルとして利用できます。

 

今後ストックフォト業界はどう変わっていくのか

ますます汎用性のあるオリジナル素材を展開しつつも、クリエイティブな現場で利用しやすい形態へと、進化を遂げることになる。事実として「ただ撮影しただけの写真」などを審査に出しても、似たような素材が多いためリジェクト(審査落ち)することが多くなっています。

現在の主要3サイトだけではなく、PIXTAも世界展開を目標にかかげているので、今後の動向が楽しみでしかたありません。しかし、ストックフォトサイトで心配なのが、プロパティーリリースが無い建築物などを堂々と掲載している企業もあるので注意が必要。ためしに「金閣寺」などのキーワードで検索しください。AdobeやGetty、amanaなどでは出てきません。いくらエディトリアル(本来は編集という意味だが報道目的としての名称で使われている)として出していても、今後使用できなくなることもあるかもしれません。

ストックフォトの利用は編集サイドで契約するのではなく、クライアントサイドが契約し、印刷物やwebサイトなどで利用するのが普通です。1番良いのは予算に応じて使い分けたいということ。クライアントが商用利用も視野に入れているなら、クリエイター自身が最適なサービスへと誘導出来ることが求められてくると思います。

どの企業がどのようなサービス展開をしているのか把握するためにも、自社で積極的に利用してみてはいかがでしょうか?今後ますます伸びる業界ですから、今のうちに慣れておかないと、発展目覚ましい業界に乗り遅れてしまいますよ?いまさらDVDで借りるとかスピード感なさすぎ。

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